Last modified: 02. July 2003


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now playing: ここでは、最近聞いた物の雑多な感想をアップしていこうと思います。

Düsseldorfer Jazzrally (27.-29. Juni 2003)

6月29日

14:10 - 16:00  
Überraschungsgast
@ Landtag NRW

さて、最終日にはサプライズゲスト、というのが用意されていて、その会場は州議会議事堂エントランスホール。まあ人気から言ってフュージョンとかワールド系の人かな、などと思いつつ念のためHPを覗く。するとそこには、

International Jazz Quintet Featuring Manfred Schoof

との名前が。鼻血が出そうなくらい驚く。死んでも駆け付けなければ。きっとメンバーはあの人とあの人辺りがいるはず、ていうかいてくれ。

ということでやって来ました議事堂へ。入り口にメンバーがはり出してある。

Gerd Dudek (ts, ss); Rob van den Broeck (p); Ali Haurand (b); Willy Ketzer (ds)
やった、想像通りのベストメンバー。欲を言えばドラムにTony Levinが座ってくれれば完璧だったが、しかしえらいぞAli Haurand。

エントランスの一角に平台を置いただけの簡素なステージ、司会者がSchoofをケルン音楽大学教授、と紹介する。Wheelerとイメージが重なるせいか、気難しそうな雰囲気を予想していたものの、実際は演奏中も笑みを浮かべていたり、各メンバーに声をかけたり、と気さくな感じでした。というかフリューゲルの音一発で感動。最初ちょっと不安定かな、と一瞬思ったりもしましたが、2局目、自作の"Horizons"からは素晴らしい限り。コルネットでのちょっとヒステリックな感じの音も健在。Smatterでのライブでは落ち着いていたDudek(前スキンヘッドと書いたけど後ろには毛が残ってました、失礼)も、1曲目からソプラノで熱気溢れるソロを取る。うわっ、やればできるんぢゃん、これが聞きたかったのよ。van den Broeckはアップテンポでは小気味良く、スローパートではロマンティックに演奏を支えてて、器用なのね。今まで印象薄かったけど見直した。ついでに曲が終わる度立ち上がってにこにこおじぎするのも何か好印象だぞ。

演奏はオリジナル曲ばかり、途中にワンホーンのフィーチャー曲をそれぞれ一曲演って、計6曲くらいだったか。最後にOrnetteの"Round Trip"を演奏して終了。Schoofのソロ曲は"Round Midnight"を変奏した感じの曲、Dudekも曲名は思い出せないけどスタンダードを下敷きにしたバラッドで、これが大受けしてました。アンコールは即興でブルースを。

演奏自体はある意味予想通りにまとまった感じでしたが、とにかくこっちにいる間にSchoofが見れた、そしてDudekもまた見れたし、大満足でした。




6月27日

21:00 - 21:40  
Engstfeld-Weiss-Quartett
@ Palais Wittgenstein
Wolfgang Engstfeld (ts); H. Soll (p); Chr. Ramond (b); F. Weiss (ds)
21:50 - 22:15   Jean Luc Ponty Group @ Burgplatz, Konzertzelt
Jean Luc Ponty (vn); W. Lecome (key); M. Cissé (perc); G. N'Sangué (b); Th. Arpino (ds)
22:20 - 23:00   Peter Fessler Trio @ g@rden
Peter Fessler  (vo, g); Dave King (b); R. Garrido (perc)
まず本日の前座、ということで駆け足で3組見る。EngstfeldはJazztrackでフロントを張っていたサックス奏者で、最近もメインストリームなアルバムを出している。開場は大きめの音楽室、という感じの部屋。演奏はホント普通な現代のメインストリームジャズで、なかなか心地よい。Jazztrackのアルバムでも聞かれたあまりあくのない、というか流れるような感じのプレイはここでも健在。僕が聞いたのは2nd Setの頭から、ということでスローな曲を続けて2曲。迫力のない代わりにすっと流れていく音楽はこの前見たCharles Lloydを思わせたりもする。あとメロディアスなベースは良かった。続いてにアップテンポの曲を演り、ピアノとのデュオに入った所でちょっと飽きたので退席、別の開場へ向かう。

Jean Luc Pontyは昔のGeorge Dukeとのアルバムを持っているだけで、そこでは比較的普通なジャズを演奏していたので、全盛期な頃を知らない。Weather Report的なワールドフュージョンみたいなもんかな、と思いつつ会場のテントへ。ラスト前の曲でバカテクなベースソロの最中だったが、会場は大盛り上がり。結局ラストナンバーとアンコールの2曲だけだったけど、予想よりジャズロックしてました。確かにパーカッションがドラムセットの2倍位の面積を占めていて、ワールド風味も高かったけど、タイトでテンションの高い演奏でちょっとおっ、と思った。Pontyさん本人は背が小さくて後ろからだとほとんど見えなかったけど。

さて、メインまでまだ1時間以上時間があるので名前を聞いたことあるPeter Fesslerへ。ボサノバっぽい演奏を元にして、そこから得意らしいスキャットや多彩なボーカルで盛り上げる、というエンターテインメント度高いステージでした。会場は一杯の上に、ステージが一段低い所にあるらしく、スクリーンしか見えないので、バーでワインゴクゴク飲みながら聞いてたら結構楽しかったです。"虹の彼方へ"に"星に願いを"をミックスして歌ったり、"ジンジ"によく分からんがご当地ギャグらしきものを織りまぜたり、とか



23:40 - 26:10  
Gerd Dudek & Smatter
@ Kommödchen
Gerd Dudek (ts, ss); John Parricelli (g); Chris Laurence (b); Tony Levin (ds)
さて、今日の、というか今回の目玉。Smatterというのはアルバム名ではなくてこのバックのトリオ名になったのか、などと不思議に思いつつ会場へ。ちなみにPSIレーベルから出てるアルバムは聞いてないのですが、ていうかドイツ人のアルバムなんだからちゃんと店に置いてくれ。アマゾンでもあっという間に入手不可になったし。

開演に先立ちフェスのコーディネーターであり、長年Dudekと共演もしているAli Hauraudが前口上を述べる。ちなみにこのHauraud氏、去年行ったViersenでのフェスなど、ドイツ西部のジャズフェスに色々関わっていて、おかげで僕のような人も喜んで見に行けるアーティストが多くなってるのはありがたい。

さて、DudekはSmatterのジャケそのままな、ちょっといかついスキンヘッド。だけど照れ屋さんなのかほとんどMCを行わず、ソロが終わって拍手を受ける時のおじぎも恥ずかしげでなんかかわいい。Parricelliは去年Ordesaで見たのだけど、ちょっとやせたか?相変わらずソロを取っている時も譜面を凝視してる。Laurenceは丸顔で温厚そうな感じ。ざん切り頭なLevinは猫背ぎみで、けっこうおじいちゃん?と去年のJohn Marshallと同じ先入観をもったりしたのだけど、いざプレイが始まると、Levinがこれまた凄い。いやホント。かなりジャジーなドラミングで、ドラムロールはまるでブレーキ—かと思う程。細かく入るアクセントが何かロイ・ヘインズかエルヴィンかって感じでとっても心地よい。

ところで、僕がDudekを意識する様になったのはKenny Wheeler「Music For Large & Small Ensembles」での燃えるようなソロだったのですが、今回は全体的に落ちついた、円熟味あるプレイ。2nd Setラスト、ソプラノでフリーっぽく行ったのと、アンコールの"Body And Soul"でさすがの貫禄あるぶっとい音を聴かせてくれた位か。でも、プレー中かなりの割合でドラムにかなり耳が行ってたので、その辺を不満に思うことはなかった。ていうかサックスのソロが終わってギターソロに入ると俄然プッシュが激しくなったりするので、聴く方も燃えてました。(歓声も大きかった。)Parricelliはその分ソロでは印象薄かったけど、フリーゼルっぽいバッキングが心地よい刺激。

1st Set 5曲、2nd Set 4曲+アンコールBody And Soul、という構成でしたが、アルバムに入っているWheeler曲、Phase Three、Ma Bel、Smatterは全部演ったと思う。それにこれもアルバム収録のBy George (George Colemanの曲だそう)、MonkのFriday the 13thてとこがわかった範囲。個人的には1stのラスト曲で、ギターソロ(ドラムとのデュオだった)の間、アルコ持って待っていたLaurenceが、Dudekと何か目配せした後、アルコをしまってハイスピードのランニングに突入、ドラムもギターもそれに乗って怒濤のソロパートその2に突入したところでおしっこちびりました。まさに「El Skid」でのあのLaurenceを彷佛とさせるプレイでぐいぐい引っ張る。アルコは後テーマで使っていたので、Dudekの指示で展開を変えたのだろうか。でも凄かった。

終演後、寡黙なDudekに代わりLevinがメンバー紹介。ちょっと逡巡した後Dudekが「Mr. Tony Levin!」とアナウンスした時は本人はもう引っ込んでいた、というオチをつけて終了。
昨年のTomasz Stankoに劣らず感激したライブでした。ただ金曜深夜2時過ぎの繁華街を歩いて駐車場に着くまでが恐かったけど。


Links ( Labels&Magazines )

バナナムール
ハヤシさんのジャズロックディスクレビューサイト。取り上げられる音源が、幅広く、深い。
▼ ここにお邪魔すると何故かニューウェイヴ高校生に逆戻りしてしまふ。

cosey MURAI's かにみそ日記
評論家、村井康司 氏の日記サイト。編集者としての仕事、俳句の事が中心に語られています。
▼ ジャズの話が少なめなのがちょっと悲しいですが、面白いです。

F-clef 3/4
奈良県にある中古CD販売、買い取りサイト です。合言葉は「聴きたいモンは聴きたい!!」
▼ ページ中央でのお姉さんの乱舞姿がすごいっす。邪魔だけど(笑)。

Hamamoto Strange Museum
ハマモトさんの日本物からヨーロピアンまで、 電化ジャズを中心としたレビューサイト。
▼ これからの特集予定がもうよだれが出そうなものばかり。早くアップして下さい!

Highfield's Music Random Notes
カンタベリーミュージックサイト。ですが、ロック、ポップ幅広く取り上げられています。ジャズではECMに触れたコーナーもあり。クールなコメントが参考になります。
▼ ブートレグガイドは凄い労作なんだろうなぁ、と思いつつ斜に見てます。すみません。

池田と読むと音楽と
イッコーさんの 池田市と読書と音楽のサイト。
▼ ちょっと見は傾向違う、と思いきや音楽コーナーには濃い名前が並んでます。

ジャズCDの個人ページ
有名なCDレビュー ページ。SJ誌ゴールドディスクからECMにM-Baseまで広くカバーされています。

Jazz in Italy
イタリア在住あんたろー姫 のイタリアジャズ現場リポートサイト 。膨大なミュージシャンインデックスだけでも必見間違いなしです。
▼ 同じヨーロッパにいるうちにイタリア物にも手を伸ばしたい、と思いつつ実現して無い(悲)。

Jazzhole
大量のECMアルバムのレビューを掲載しているサイト。あのRainbow Studio訪問記もあります。
▼ Steve TibbettsにMisha Alperinのレビューなんて初めて見ました。レビュー自体も好悪がはっきりしていて面白いです。

Jef Lee Johnson Fan Club in Japan
大このサイト的には、Shannon Jackson Decoding Society出身、という紹介が取っ付きやすいでしょうか、ハモロデさんによる紹介サイト。
▼ 関係ないですが、ここも変なタイトルつけたりせずにJohn Stevens Fan Clubと名乗った方が良かったかな、と一瞬思った。

Kenny Wheelerとかの音楽。
なんと言ってもホイーラーのほぼ完全ディスコ に圧倒されます。貴重盤どっさりです。ファンは必見。
▼ kamiko nさんは個人的ネット師匠でもあり、コメントを参考に購入したアルバムも多いのです。

NONETHELESS
ジャズと トランペットについてのこだわりのサイト。WheelerにStankoにRavaなんて。My Desktopの写真の数々は垂涎もの。

Takt fuer Sie
ジャズピアノ修行中のpontano さんの、修行ドキュメントとイラスト作品のサイト。
掲示板とか見るともう何のサイトかわからなくなってますが。

TFJ's Sidewalk Cafe
tfjさんによる、様々な音楽とその他パフォーミングアーツのレビューサイト。
Postpunk MLの主宰者でもあります。

tsuge's Free Improvisation
フリーインプロ情報満載のサイト。その情報量には本当に圧倒されます。

The Unofficial ECM Fan Page
リンクと掲示板中心のサイト。リンクの充実度は凄い役に立ちます。


www.grinningtroll.com
元Jazz Pages in GreenなM.I.Z.さんの超北欧志向なサイト。掲示板も盛り上がってるし更新も速い。
とにかく知らない名前のオンパレード。勉強してきまっす。


record labels & other informative websites
European Free Improvisation Pages
レーベルではないですが、殆ど当HPのネタ元(笑)です。レーベルインデックスもあります。
ACT
Atavistic
Blueprint (Voiceprint)
Braxton House
BVHAAST
disconforme
EMANEM
FMP
FMR
Grob
hathut
IAI
INCUS
Jazzland
Label Bleu

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